原作寄りの妄言 5

プロンちゃんの路地裏無双話が欲しい…人ひとり殺せるくらい冷たい目線を向けてほしい…舐めてんじゃねぇぞって胸ぐら掴まれてもそっとその手を握り込んで捻り上げてほしい…「で、次はアンタ?」とか酷くつまらなそうに訊いてそのまま地面とキスさせたってほしい…そうして笑顔で王子の元に帰ってくれ。
王子の元に帰るまでがおつかいです。遅かったじゃねぇかって言われてもちょっと寄り道して子猫ちゃんと遊んじゃいましたーごめんなさーいとか軽いノリで言ってほしい。
路地裏プッ様最強説が今とてもお熱で楽しすぎる…イグニスはノクトさんの知らないところでひとりふたりは殺してそうだけどプロンちゃんもひとりふたりは伸してるくらいが良い…そのことはイグニスとグラディオも知ってると尚良い…。
特にグラディオはプッ様が黙々と路地裏でガラの悪い一般市民を伸してる現場を見かけたりしてほしい…普段の姿とは別人のように冷めた、酷く退屈そうな目をしながら習ったばかりの体術で組み伏せていくとこ見てほしい…でプロンちゃんに声かけた瞬間、いつもの快活な姿に戻るとこも見てほしい。
アアアこれ正当防衛だから~とか焦って言うプロンちゃんに(割りと最初らへんから見てた)グラディオは知ってる、ていうか言い訳するのそこじゃねぇだろってツッコミ入れてほしいしプロンちゃんには伸した市民を見下ろしながらあーこれ?これは見なかったことにしてほしいなー…ってわらってほしい。
それは出来ねぇだろってグラディオ言いそうだからじゃあ、せめてノクトには言わないで、お願いっ!って頼まれてグラディオはしばらく考えるんだけど最終的には分かったって了承してくれ。ただし他のやつには報告するぞって感じで。
ジールの花は神凪のみが咲かせられる花(テネブラエでしか咲いてない)説を見てからアデおじも昔はジールの花を咲かせられていたのに民を救済し始めて以降、花が少しずつ咲かなくなり最後は枯れて朽ち果てるのを見た王家がほら見ろあいつはもう化け物だと誰が見ても分かる形で糾弾したのではと思ってる。
違う、俺は人間だ、ルシスの、民を救える唯一の人間だ、と最後の一輪であるジールの花に触れようとするもその花に触れる寸前でみるみるうちに枯れ落ちてしまい愕然とするアデおじ。違う、違う、違う!と半狂乱になって否定をするも目の前の事実が覆ることもなく…みたいなの夢想してる。
魔女狩りでさ、唯一拷問が止められる術が自分を魔女だと認めることだったって話あるじゃないですか…アデおじが拷問の末(シガイと認めれば楽になれる系の催眠かけられながら)遂に自分はシガイだと言ってしまった時、ここぞとばかりに諸手を上げられ処刑が行われたのかと思うとつらすぎる…。
プロンちゃん尊いのなんでだろうな…って真剣に考えたら彼はさぁ唯一最初から最後まで自分の意思でノクトさんのために「生きた」存在だからなんだよなぁって思って。ノクトさんのために死んでいった人はたくさんいたけど、プロンちゃんはノクトさんのために生きてたんだよな…。
プロンちゃんはさぁ本当に他のイグやグラの二人と違って家柄とか関係なく最初の一歩目から自分のものだったから…もう人生のほとんどをノクトさんのために捧げてるから…ノクトさんいないのに胸なんか張れないよおおおおおお
プロンちゃんのうっすら紫目は普段(興奮して/交感神経優位で血管収縮して)青っぽいのに、ゆるゆる寝転んでる猫みたいにだんらりな時にふと目を覗き込んだら紫色っぽく見えて、それが珍しくて思わず構ってしまいいつもの青色っぽい目になって少し残念がるノクトさんまでは想像した。
他の友人の前だと目がうっすら紫色なのに自分と居るときは(じぃっと覗き込んでも)いつも綺麗な青色で、最近はイグニスやグラディオの前でも紫色に見えることが多くなって不機嫌丸出しになる王子と始めは気付かず「そう言えばプロンプトの目は紫色なんだな」とかそっと覗き込んで笑うイグニスの話とか。
ノクトさんにだけ見せる青。ノクトさんにはいつもドキドキ、ワクワクさせられて気分が高揚しているプ。青色は落ち着かないという意味よりも、いつも楽しくてキラキラしているという、そんな意味。でもたまには自分を前に、ゆるっゆるな猫のようにリラックスしてみせる紫色の目も見たいノクトさん。
「なぁ…紫の目が青く見えることって普通なのか?」「まぁ…ありえるだろうな。紫の目というのは元々虹彩自体は青くて、そこに血管──血液の色が透けてそう見えている状態だ。だから交感神経が優位になれば…」「難しい話は勘弁」「…要は緊張状態にあれば青く見えるということだ」「緊張状態…ねぇ」
ヴェルプ帰ろうとしてるとこにプロンとノクトが一緒に帰ってるとこ見てハァ?とか思ってたら知らん奴に呼び止められて見失って仕方なく家に帰ると誰もいなくてプロンは絶対帰ってくる…って爪を噛みながら待ってみるも帰ってこなくて家の中滅茶苦茶にしながら殺す…殺すって呟いてるヴェルププ想像した。
シガイを取り込んでたぶんそれなりに無茶した体でひとり世界を救おうなんて思ってたアデおじが100万歩譲ってクリスタルに選ばれたとしても結局は人としての喜びを捨てて死ねって言われるんだからやっぱり2000年もなんだかんだで生き長らえたのは六神の慈悲では?って定期的に思う。
アデおじがノクトさんに眠らせてもらったところでカーバンクルが現れてアーデンまた遊ぼうって言ってもきっとアデおじは断って、でもあの時はとても楽しかったよありがとうって言ってベールの向こうへと行ってしまうんだろうなと思ってなにこれつらい。
トウテツは曇天に向かって高く高く鳴いた――我らの主は今何処へ。探せ、探せ、この命が尽きるまで。いや、この命が尽きようとも。探せ、探せ、探すのだ。もう二度と喪わぬように。主よ、主。今、貴方は何処へと彷徨われるか。海を渡れぬ我らにはこの地で待つしか術はないのか。
んんんん?ノクトさんが巨神様の声で頭痛くなってるってことはあの時アデおじも頭痛かったってこと????痛いの無理してあの笑顔だったの????気を抜いた一瞬、頭痛いなって顔をしかめたの????
やばい…ダスカやってると製品版ダスカ駆け回りたくなる…オレ達は境界線の向こう側に行けるんだって叫びたくなる…。
越えられない境界線の内側でダスカノクトさんが見つめている、境界線の向こう側で仲間と一緒に走っていく製品版ノクトさんの背中。
ダスカのオープニング見た後に製品版のオープニング見るのつれぇ…夜が…夜が明けちまったんだ…そうだよ…今やってるのはすべて過去なんだ…こうであればと願った幻なんだ…現実の世界ではたくさんの、本当にたくさんの数えきれない犠牲を払ってボロボロになりながらもギリギリで繋ぎ止めた世界なんだ。
エピソード・ダスカ、ff15本編より前に出てるのに私の心が濁ってるせいでダスカはノクトさんを失った3人が作り出した王様の死なない箱庭みたいな気がしてくるんだよ…境界線近づくとその先には何もないから戻ろうとか必死になって止めてくるしおもいでのカエルの説明とかやたら意味深すぎる。
そっか…ダスカのノクトさんは(今のところ)永遠の王子様なんだ…永遠の箱庭に永遠に喪わずに済む仲間と一緒に閉じ込められた永遠の王子様…だから境界線の手前で「羨ましいけど羨ましくない。じゃあな、頑張れよ。未来の王様…」って手を振って製品版のノクトさんを見送るんだ…。
エピソード・ダスカはSomnusから変わらない、世界も救われない、境界線が消えることもない、親しい誰かの死も知らないままでいい、永遠の、優しくて美しい箱庭の中の物語だから余計哀しくて切なくて愛しくて。決められた範囲とは言えずっとずっと仲間とともに美しい世界にとどまれる唯一の世界。
王都では魔法障壁のおかげで雨に降られたこともなく(?)、旅の途中は雨が降ってもそのまま濡れて移動してたから雨天時、傘を差すということを忘れているプロンちゃんに「いやいやいや」と言いながらそっと傘を傾けてくれるアデおじがいるはず。