原作寄りの妄言 2

プロンちゃんにはどこかの周からかアデおじの召喚武器を使うようになってほしい。
プはアデおじの召喚武器を使用する度にシガイの影響(呪われた武器という意味)でバーコードの劣化が激しくなっていくと同時にバーコード周辺の皮膚も爛れていく。侵食は腕から肩先、心臓に伸びていくのでグローブで隠せなくなるくらい侵食が進行してきたら腕全体を隠せる長さのやつを身に付け始める。
爛れじゃなくて紋様でもいいな。で、一度決別した王子と再開→グローブが長くなってる→「なんでまだあいつ(アデおじ)の武器使ってんだ!俺の召喚武器使えるの分かってんだろ!なんで使わない!」→「…使えるわけないじゃん。本当…ノクトは敵に何聞いてんだか…」って切ない感じにプに言ってほしい。
まぁあくまでもこの周回ってのはプロンちゃんの意志(計画)であって最終的にはノクトが意地でも一周目エンドを迎えさせるんですけどね……。
初めて王子にアデおじと手を組んでることがバレた周ではアデおじがノクトに擬態して「ほら、ノクトを殺す練習をしなきゃ。じゃなきゃリロードは出来ないんだよ。ノクトを殺すんだ」ってノクトの召喚武器(銃)を持たせて撃たせる練習を何度もやって精神的にプロンちゃんを殺してると思う。
いややっぱ初めてノクトさん殺した次の周がいいかな。リロードされてハッと意識が浮上した瞬間、ガタガタ震えながら「俺は今何を…」って呟くプに今後同じようなことあった場合を想定して王様殺しの練習してた方が良いんじゃないの?って囁くアデおじ。そこから何度も撃てるまで練習させられるプ。
別の話でプロンプト・アージェンタムの別人格がヴェルサス・アージェンタムの場合。幼少期、その無慈悲な思考回路ゆえアデおじが目をかけていたのにヴェルサス・アージェンタム(主人格)はその人格を封印され研究所から連れ出されたとか。プロンプト(副人格)にヴェルサスの意識はない。
アデおじによる顎クイはヴェルサスにそっくりだけど態度がまるで違う(ヴェルサスなら即座に切り付けるくらいするがプロンプトは怯えた)ので要経過観察してたとか。その後、アデおじから「コードネーム〝ヴェルサス・アージェンタム〟 久しぶりだねぇ」とか挨拶してきそう。
その呼び掛けでプが大きく目を見開いたかと思えばヴェルサスの人格が出てきて、忌々しそうに顔を歪ませて舌打ちを打つと良い。「相変わらず可愛げがないなぁ…プロンプトの方は怯えてて可愛かったのに」とか言いながらもお気に入りを手元に戻せてなかなかにご満悦なアデおじとかすごく良い。
ヴェルサスにとってプロンプトはもはや大事な人格のひとつになっていてアデおじに喰われるくらいなら自分が相手するわ!くらいの勢いでアデおじとセッしてほしいし、プロンちゃんはプロンちゃんで怯えながらもヴェルサス引いてはノクト達を助けるためにアデおじとセッすればいいと思います。
「先に行って待ってるよ」そんな言葉を最後に闇へと沈んでいくアーデンがいよいよ眠りに就こうとするとき、どこからか泣き声が聞こえる。いや、慟哭と言うべきか。良い歳をした男がみっともないほどに悲痛な声でわんわんと泣いている。あまりに五月蝿いので一体誰だと視線だけで探してみれば、そこには王様の従者…もとい友人だと言い張る男の姿が。記憶が確かであれば30の歳を重ねたはずの男が少しずつ時を戻すように姿を変え、気が付けば初めて会った頃の青々しい若造となり。けれども相も変わらず泣きじゃくるものだから煩わしくて堪らない。もう目は覚まさないって?ふざけるな、眠れるか。
「オレ…おれ、なんでノクトのために…っ……なんで出来ないんだよ!!なんでなんにもしてやれないんだよッ!!ノクトはあんなにたくさんオレにくれたのに…っ、なんでおれは…ッ」お願いだから返させて。オレが救われた分だけノクトを救って。お願いだよ神様、ノクトはこんなオレでも救ってくれたんだっ……。
プロンちゃんはきっと自分の人生いっぱいかけてもノクトさんに返しても返しきれない恩(というか生きるための理由)を貰ってるとプロンちゃんの中で思ってるんですよ…だから誰よりも神様に願うんじゃないかな…恩を返させて、オレが生きる理由を貰ったようにノクトにも生きる理由を与えてよ神様…って。
イグとプロンちゃんが「行こう」ってノクトさんの両手を引いて、グラがその後ろから頭こずいて「おら、行くぞ」って背中を押して、そうして4人で未来も世界も使命も投げ出して逃げられたら良いのに…ウウウ。
王子が通ったところの地図ががどんどん明るくなるそういう本当細かいところ大好きです……。
もしかしたら一番に崖の向こうへとノクトさんを落としたのは人の身勝手な期待でも未来でもなくて、ただ純粋に守りたくなったこの美しい世界と愛しい仲間があったからなのかなとも思ったり。
プロンちゃんって要塞で仲間にニフルハイム人であることがなんだってその心を救われたけどその後すぐにノクトさんだけはクリスタルに呑み込まれて10年後の未来で世界救ったんだよな…つまりプロンちゃんはノクトさんに救われたことを返すことは出来なかったんだよな…。
きっとたくさん、たくさんプロンちゃんには返したいものがあったんだ。でも時間はそれを赦してくれなくて、ただただ最後、友として傍にいることしか出来なかった。それでも友として傍に居続けることも出来なかった。最後は矜持をへし折って臣として見送った。それしか出来なかった。
ノクトさんはさぁ、バハ様に言われた「お前の仲間もお前が真の王になることを望んでいる」って言葉も最後は「バカだな…」って苦笑いしたのかな。オレは覚悟を決めたけどルシスの王だから真の王になるんじゃない、お前らが好きだから、生きてほしいからなるんだよ。ごめんな。って。
プロンちゃんはきっといっぱいノクトさんからいろんなものを貰ったのに最後まで返せなかったと嘆くんだろうけどノクトさんはきっと溢れるほどの優しさを感情をしあわせを貰ったんだと思ってる。きっとみんなたくさんのものを貰ったのに返せなかったと思ってる。本当はみんな返す以上に満たしていたのに。
n周目の世界でふと後部座席でノクトさんが「世界って…広いし、綺麗だよな…」って呟いて、親友を助けようとそれだけしか考えてなかったプロンちゃんがその言葉につられてふと窓の外を眺めると広大で美しい景色が広がっていて。彼が命を賭けて守りたかったものを急に突き付けられたようでプは涙ぐむ。
「お前、何泣いてんの」って言われてプが「世界があんまりにも綺麗だったから…」って答えると「ふーん」ってそれだけなんだけど、自分はノクトの想いを無視してまで彼を救うのかって迷い始める。世界よりも親友を救いたかったプロンちゃんと、自分の命を捧げても世界を救いたくなったノクトさん。
10年後のアデおじによる嫌がらせイベントというのを考えたんだけど、たぶん最初は、最近どこどこに黒い犬を見かけるって話をプロンちゃんが耳にして、もしかしてアンブラ…?と思ってそこに探しに行くんだよね。アンブラは要塞以降ずっと彼らの前に姿を現さなかったものとする。
噂の場所へ向かってみるもそこにアンブラらしき黒い犬どころか人さえ見当たらず念のため暗い狭い路地も探そうと奥に進んだところで「こんばんは」と後ろから男に声を掛けられる。通ってきた細い道には誰もいなかった。人の気配も。背に冷たいものが滑るのを感じながら瞬時に振り返り、銃を構える。
銃口の先、忘れもしない男の姿を認めたプロンちゃんは息を呑むんだろうな。そんな姿に男はゆるく口端を上げて、へぇ髭伸ばしたんだ、似合ってるねとか心にもないことを言う。そんな男にようやく喉をひきつらせながらアーデン…!ってその名を呼ぶプロンちゃんに名前、呼んでくれるんだ、と余裕な男。
黙れ、近寄るな。歩み寄る男へ照準を合わせるプロンちゃんに男は冷たいなぁとわらってその昔、意識を失っている間に消えた、かのリストバンドを取り出し、これ返してあげようと思ってさといけしゃあしゃあと口にする。今さら何をと睨み付けるプロンちゃんにおや、とアデおじが目を丸くする。
まだそれ使ってくれてるんだ。なかなかの使い心地でしょ。なんせ俺の銃だから──。その言葉に今度はプロンちゃんが瞠目する。大した武器も所持しておらず武器召喚も出来ない自分に押し付けるよう手渡してきたあの時の銃、研究所の適当なところから持ち出した物だと思っていたのに、まさか男の物なんて…。
注釈入れるとノクトさんがクリスタルに取り込まれて武器召喚は未だ出来るもののそれがいつ出来なくなるのか、彼が帰ってくるまで出来るのかそれすらも分からない状況で、もし非常時に召喚出来ないとなると不味いため召喚に頼らない武器も所持していてプロンちゃんの場合ライオンハートだったという感じ。
新しい武器でも良かったんだろうけど闇に覆われた世界ではすぐにでもノクトさんなしの戦闘に慣れなければならない過酷さを考え、短期間とは言えそこそこ使いなれた、そこそこ高性能の武器を選んだというたったそれだけの理由なんだけど。それがアデおじのものだと知ってたら即行で捨ててたのにな。